連続データについて

 連続データは多くの方が知っているとおり、作成したいデータをドラッグすることで作成できます。

 

 ある程度詳しい方は、メニュー「ツール」の「オプション」内の「ユーザー設定リスト」で連続データのリストを追加することにより、アルファベットいろはといった文字の連続データを作ることも知っていることでしょう。

 1つ問題なのは、通常連続データを作る場合、一番最後の文字だけ連続データに反映される(10+1、10+2・・・)ことと、セル計算の場合全てのセルが反映される(=A1+B1、=A2+B2・・・)ことです。
 セル計算の場合最初のセルは固定しておきたいといった場合、連続データ作成後直す必要が出てきますが、あまりに大量のデータの場合手直しには時間が掛かってしまいます。
 このような場合マクロの設定もいいですが、エクセル使用者の多くはマクロを使っていません。
 ここではマクロを使用しない複雑な連続データの作成方法を紹介します。

  複雑な連続データの作り方

 例えば「=A1+B1、=A1+B2・・・」のようにA1はそのままでBのセル番号のみを変えたい場合、連続データを作成する前にセルの書式設定を文字列に変えて連続データを作成することで対処できますが、セルの数が3つ以上の場合この方法では対処できません。
 文字列形式で対応できない連続データの作成には「CONCATENATE関数」を使用します。
 CONCATENATE関数は、指定した文字やセルの値を指定した順序でつなげてしまう関数です。使用方法はは以下のようにセルだけを繋げる方法と、セルと指定した文字を繋げる方法の二通りあります。



 CONCATENATE関数で連続データを作成後、任意の場所にデータを貼り付けて完了ですが、ただ貼り付けると上記の「=2+2」ではなく、「=CONCATENATE("=",A1,"+",B1)」の形で貼り付けされます。
 また、値を貼り付けた場合、「4」ではなく「=2+2」と表示されるため、これを直すのも大変です。
 これらの現象を防ぐには、CONCATENATE関数をメモ帳に貼り付けし、メモ帳のデータをコピーしてそのデータをエクセルに貼り付けると数式の結果が表示されます。

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