壁基準耐力と壁基準剛性
壁基準耐力 Pwo は、軸組等の基準耐力と内外壁面の基準耐力を加算して求めます。
壁基準剛性 Swo についても、同様に、軸組等の基準剛性と内外壁面の基準剛性を加算して求めます。
具体的な基準剛性の値やその仕様等は規準書や各メーカーサイトを参照してください。
但し、下記のような制限や、補正があります。
■壁基準耐力 Pwo の限度
壁基準耐力は 14kN/m を超えない。
■筋かいの方向と耐力の扱い
原則的に筋かいの耐力は基準書掲載の「圧縮・引張を区別しない場合」の耐力を用いてよいが、筋かいの傾斜が一方向に偏っている場合は、圧縮と引張を区別して診断する。
■筋かい端部接合の強度による低減
筋かいの規準耐力は基準書の数値に、端部接合の仕様に応じて下表にしめす低減を乗じる。
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■釘ピッチによる耐力の修正
面材貼りの壁で、基準書の仕様と釘ピッチが異なる場合は、下式により修正する。
但し、釘打ち間隔は、100mmより小さい間隔としてはならない。
修正耐力 = 基準書の表の耐力ｘ(表所定の釘間隔 ／ 実際に打たれている釘間隔)
■釘径による耐力の修正
面材貼りの壁で、基準書の仕様と釘径が異なる場合は、下式により修正する。
修正耐力 = 基準書の表の耐力ｘ(実際に打たれている釘の直径 ／ 表所定の釘の直径)2
実際に打たれている釘の直径＜所定の釘の直径 であること
実際に打たれている釘の長さが40mm以上であること
■大壁胴縁下地の場合の修正
大壁面材貼りの壁で、胴縁仕様の壁面の場合は、以下に示す修正規準耐力を用いる。
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