車庫について

 住宅設計時には、敷地条件と大まかな住宅の形状から車庫の位置が決定されますが、車庫の位置はもちろんのこと、小屋やカーポートといった形状によっても家相に影響を及ぼします。
 車庫の種類も色々ありますが、ここでは風水的な観点から見ることにして、室外車庫(住宅に接していない)と室内車庫について考えてみましょう。

  室外車庫

 住宅の一部ではない独立した別個の車庫を室外車庫とします。
 車庫というと、シャッター付きの小屋をイメージすると思いますが、壁のないカーポートも車庫とみなします(法律上、柱と屋根があれば建築物とみなされるので、カーポートの規模等によっては確認申請(役所への届出)が必要になります。注意しましょう)。
 室外車庫を設置する方角と家相の良し悪し、さらに車庫形状の注意点を下記にまとめてみました。

方角 吉凶 車庫の形状
小吉  屋根をつけ周囲を囲む
北東 小吉  屋根無し
小吉  屋根有り
南東 小吉  壁有り
 基本的に車庫は作らない
南西  屋根のみ
西  屋根無し
北西  屋根・壁有り
※壁有りのみ重厚な壁を設ける

 やはり太陽を遮る位置はダメなようです。そのような位置に設ける場合には屋根や壁を設けない等、太陽光を遮らない形を心がけましょう。



  室内車庫

 敷地の関係でどうしても家の中に車庫をつくらなければならない場合、家相上の対策の一つは、車庫をきちんと家の中に取り込むことで家相上最も良くない、一部欠けの状態を作らないようにします。
 車庫の入り口のみを道路に近づける為に車庫が出っ張っている住宅がありますが、風水上はよくないそうです。
<その他の注意事項>
■住まいから直接車庫に行けるような構造としてはならない(排ガス等不浄な気を室内に入れない為)。
■外部に少しでも木を植え、植木鉢を置いたりして空気の浄化をうながし、悪い影響を防ぐ。
■車庫スペースは常に清潔にし、ある程度一定の温度を保つようにする。
※上記の為には外気を遮断する壁や戸を設け、換気、防火も十分注意した構造にする事。
 
 室内車庫は、家相的にマイナス要因が多く、また法律上も通常の室内よりも防火(耐火)性能を高めた造りにしなければなりません。
 したがって、建築構造、換気、通気、排気設備を熟考し、最良の方法をとるよう心がけましょう。


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